はじめに
体の中から放射線を照射する密封小線源治療。
「体の中に放射線を入れるってちょっと怖い…安全なの?」
そんな不安を感じる方もいるかもしれません。でもこの記事を読めば、その仕組みとメリットがしっかり理解できます。
結論
密封小線源治療は、がんの中に直接放射線を当てられる精密な治療法。
体の中に一時的に放射線を入れて取り出す方法では、放射線が体内に蓄積することはありません。
詳細
- カプセルに入れた、放射線を出す小さな線源を体内に挿入
- 線源を入れてすぐに取り出す「高線量率」と、体内に入れたまま留める「低線量率」があります
- 高線量率照射が主流であり、一時的に放射性物質を入れて取り出すため、体内に放射線が残ることはないです。
- 主に前立腺がんや子宮頸がんで使用します。
- 直接、放射線をがんの近くから照射できるため、周囲の正常組織に与える影響を抑えられます。
- また、一度に照射する線量が、体の外からの治療に比べて高くすることが可能です。
たとえ話
お肉を焼く時をイメージしてみてください。
そとから火を通すと、なかなか内部まで火が通りにくいですよね?
直接、火種をお肉の中にいれれば、ピンポイントでお肉の内部をすぐに焼くことが出来ますよね?
密封小線源治療は、内部の必要な箇所だけをピンポイントで焼く、そんなイメージです。
まとめ
- がんの中に、カプセル封入した放射線源を入れる治療
- 高精度で正常組織へのダメージが少ない
- がんで高い効果
- 専門施設で受けられる高度な治療法
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