放射線治療を受けることになったとき、「治療って何回通えばいいの?」「途中で休んだらどうなるの?」と不安や疑問を感じる方はとても多いです。
私も実際に患者さんからよくご質問をいただきます。
この記事を読めば、放射線治療の回数やスケジュール、休んだ場合の対応まで、しっかり理解できて安心できるはずです。
結論から
放射線治療は一日で終わるものではなく、10回~30回程度が多く、多い人だと40回程度の場合もあります。
詳細
放射線治療は、一日では終わらないことをお伝えしました。
「じゃあ、なぜ治療回数が異なるの?」と疑問に思いますよね。
治療回数が異なる理由は、がんの種類によって「どれくらい放射線をあてれば治るか」が違うからです。
また、周りの臓器が放射線に弱い場合は、臓器を守るために回数や線量を調整します。
放射線治療は基本的には週5日の治療、土日休みで進んでいきます。
治療を休んだ場合は?
「ゴールデンウィークのように祝日が続くときや、体調不良や私用で放射線治療を休んだらどうなるの?」と心配される方もいます。
祝日が連続で続く場合、たとえばゴールデンウィークや年末年始で病院が休業でも、放射線治療の成績が低下しないように、必要に応じて祝日に治療を行う場合もあります。
※国内の放射線治療のガイドラインがあり、それを基準に治療の休みやスケジュールを各施設ごとに決定しています。
まとめ
・放射線治療は一日で終わらず、回数や期間は部位や目的で異なる
・治療回数はがんの種類や周囲の臓器の状態によって調整される
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