放射線治療って、一日で終わらないんでしょ?
何十日も治療するって聞いたけれど、仕事もしているのに入院なんてできないよ…。
こんな不安や質問、よく耳にします。
でも、実は“外来で受けられる場合も少なくないんです。
結論から
放射線治療は、入院しなくても外来通院で受けることができます。
普段通りの生活を続けながら、通院して治療を受ける人も多くいます。
入院と外来?
「入院」と聞くと、どうしても大ごとに感じてしまいますよね。
働く人にとっては、入院はできれば避けたいものです。
反対に、入院せずに病院に受診することを「外来」といいます。
皆さんが普段クリニックなどを受診する際は外来、大きな手術をする際は入院、というイメージです。
放射線治療は入院が必須ではない!
放射線治療は、外科的な手術と異なり、入院が必須ではありません。
放射線を照射しても、その影響はすぐには全く感じないといっても過言ではありません。
つまり、入院しなくても放射線治療を受けることが可能です。
外来治療の場合、1回の治療時間は平均10分から15分程度。
毎日ジムに通うように、少しずつ体に負担をかけずに治療していきます。
そのためだけに入院するのは、ちょっともったいないですよね。
事実、乳がんや前立腺がんの患者さんのほとんどが、外来で治療を行っています。
じゃあ入院は必要ないのか?
必ずしも全員が外来で治療できるわけではありません。
次のような場合には入院が必要になることもあります。
抗がん剤治療(化学療法)と放射線治療を同時に行う場合
体調や治療内容によって医師が入院を勧める場合
まとめ
.放射線治療は多くの場合、入院せず外来通院で受けられる
.抗がん剤の併用や体調などによっては入院が必要なこともある
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